コラーゲンと人工皮膚

皮膚は動物の体表に存在し、体内からの水分などの蒸発を防ぎ、外界からの刺激、微生物、ウイルスから保護してくれています。やけどなどで皮膚が失われた場合、カバー材で被ってやります。浅いやけどの場合は表皮が再生し、傷は治ります。しかし、深い場合には表皮の細胞が死んでいるために、表皮は再生することなく傷はふさがりません。

そこでコラーゲンを使った人工皮膚が研究されています。コラーゲンを線維化させるときに線維芽細胞を取り込ませゲル化させます。コラーゲン密度を真皮に近いものにすることで、単純な真皮のモデルにします。これをラットの皮膚に移植すると、正常な皮膚と基本的には同じものが出来上がったそうです。ただし、毛が生えてこないという問題はあります。