コラーゲンの前駆体(プロコラーゲン)

コラーゲン分子は、まず大きな前駆体(プロコラーゲン)という形で合成されてから、余分な部分が切り取られてコラーゲン分子となります。

プロコラーゲンの溶解性に特徴があります。コラーゲンと違って中性の液によく溶けます。コラーゲンが沈殿する条件にしても沈殿しません。これは細胞内で合成したコラーゲンがすぐに会合して線維をつくるのを防ぐためだと考えられます。細胞外に運んでから切り離すことで線維をその場でつくることができるわけです。

この三重ラセン構造をとっていない、両端の大きな部分を切り取る酵素に欠陥があると、コラーゲン分子の会合がうまくできずに、弱い線維にしかなりません。このようにプロコラーゲンに発見により、様々な病気の原因が分子レベルでわかってきたものがあります。