コラーゲンの丈夫さと柔軟性

コラーゲンには鉄のような丈夫さとゴムのような柔軟性を兼ね備えている性質がある。
これはコラーゲンが線維を形成し、線維の太さや配向が生体組織の構造、機能に適した形をとっているためと考えられる。

身近なところでは、みかんが入っているような赤いプラスチック性の網がそうである。縦方向にはほとんど伸びないが、横方向に広がる。これは網目をつくっている部分の屈曲性により、網目の大きさが変化し、弾力性のある構造になっているためだ。

このように線維を構成している材料とは関係なく、線維の太さや配向によって力学的郷土や柔軟性が決まることがわかる。生体組織の骨格構造もこのようにコラーゲンをもとにして上手く設計されていると考えられる。